映画「Green Book」
みなさん、こんにちは。
アクティメソッド新下関駅前校教室長の米田です。
今年もいよいよ(暑い)夏を迎えようとしています。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
先日、久しぶりにamazon primeで映画を見ました。
タイトルは「Green Book」です。
youtubeのショートで概要が流れてきたのですが、興味をひかれて見てみました。
1962年のアメリカで実際にあった出来事をもとにつくられたものです。
史実・観点については意見もあるようですが、ひとつの物語としてとても感動しました。
ところで、ぼくは映画は必ず字幕で見ます。
英語の勉強、ということもあるのですが、吹き替えだと声が輝きすぎて違和感を感じるんです。
それで映画の世界に入り込むことができないんです。
特に日本のアニメなどは、男の子の声は基本的に女性の声優さんが担当されますね。
吹き替えでも男の子は女性の声になるので、違和感を感じます。
さて、映画の内容です。
以下、ネタバレを含みますので見たくない方は飛ばしてください。
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アフリカ系アメリカ人とイタリア系アメリカ人の2人が、1962年の人種差別が特に色濃く残っている「南部の奥地」を旅していきます。
映画の中では、タイトルになっている「green book」という表紙の「黒人専用のホテルガイド」が何度も登場します。
その表紙には “不愉快と縁のないバカンス” と書かれてあり(実際の表紙を調べてみましたが、これは映画の演出のようです)
また、その中には “特別なお客様にはグルメ・ディナー” とも書かれています(これも演出かもしれません)。
これらの文章は映画中で特別な意味をもちます。
そして、旅の途中で人種差別から何度も起きる事件や、2人が育ってきた文化の差から生じる衝突、を通して2人が少しずつ友情を育んでいく
という物語です。
ぼくは映画を見ながら、気になるセリフがあると何度も聞き返します。
今回は主人公の一人がケンカの場面で大声を出して相手を威嚇したときに、その相手が
” say it nice ”
と言います。
訳では「落ち着け」となっていますが、直訳すると「優しく言えよ」です。
「おい、丁寧に言えよ(立場が分かっているのか?そんな態度でいいのか?)」と脅しているんですね。
それを受けて主人公の一人は
” I just say it nice ”
と返します。
「これでも丁寧に言ってんだぞ」と脅し返しているんですね。
原語で見ていくと理解が深まります。
さらに、ぼくは
” I just ” をこのような場面でも使うんだ!と少し驚きました。
このようなニュアンスとは思っていなかったんです。
こうして調べていくと、” say it nice ” や” just “の使い方の理解が深まりますし、忘れなくなりますね。
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ネタバレ終了
長くなりそうなのでそろそろ終わります。
とてもいい映画ですので、機会がありましたらぜひ見てください。
それでは、またお会いしましょう。
アクティメソッド新下関駅前校
米田