「ネイティブ」な発音って必要なの?
こんにちは!アクティメソッド世田谷駅前校の教室長、西野です。 月、火、水、木、金、土、日・・・ 振替無期限、無制限・・・ 毎日やっているアクティメソッド! 空いてて良かった世田谷駅前校!
今日は、日本のこども英語教室でよく耳にする「ネイティブな発音」について、一人の英語学習者として、そして英語教育に携わる者として、率直な意見を述べたいと思います。 私は母語が英語圏の人のネイティブ(流暢な英語)を聞きとるリスニング能力は必要だと思います。なぜなら、グローバルなビジネスや学術の場では、様々なアクセントの英語が飛び交うからです。それぞれの発音の特徴を理解し、正確に聞き取ることは、円滑なコミュニケーションに繋がります。
ネイティブって、そもそも何? 定義があいまいな「ネイティブ」という言葉
私自身、日本人で母語は日本語。第二言語として英語を使っていますが、そもそも「ネイティブ」って一体何なのでしょうか?
「ネイティブな発音」を謳う英語教室に、以前から疑問を感じていました。
- アメリカ英語?
- イギリス英語?
- オーストラリア英語?
世界中の英語圏で、発音も使う表現もバラバラですよね。
私は以前、グローバル企業で働いていました。会議には、インド人、ドイツ人、アメリカ人など様々な国籍の人が参加します。 当然、共通言語は英語。
インド人、ドイツ人、アメリカ人…発音やイントネーションは違えど、皆さん英語でしっかりと意思疎通を図っていました。会議で「発音がネイティブじゃない!」なんて話題が出ることはありません。
もっと言えば、私のアメリカ人の友人は「イギリス英語が時々分からない」と言い、イギリス人の友人は「アイルランド英語は難しい」と話します。同じ「ネイティブスピーカー」同士でも、方言やなまりがあるのは当たり前なんです。
日本語だって同じ。方言やなまりは個性
日本語にも、たくさんの方言やなまりがあります。沖縄県出身の人と青森県出身の人が会話しても、ちゃんと意思疎通できますよね?
二人とも「ネイティブな日本語」ですが、イントネーションや言い回しは全然違います。
なまりや方言は、個性であり当たり前のもの。「標準語」だって、所詮一つのアクセント基準でしかありません。それなのに、どうして英語だけ「ネイティブ発音=絶対基準」として求められるのでしょうか?
本気でネイティブ並みの発音を身につけたいなら、留学が一番の近道でしょう。しかし、今は円安が進み、留学費用は高額です。将来、海外で生活する予定があるならともかく、日本で生活し、「英語が世界の公用語だから」という理由だけで学ぶなら、そこまで高額な学習コストをかける必要があるのでしょうか?
「ネイティブと遊ぶだけ」で英語力は身につく? 日本の英語教室への疑問
日本の多くのこども英語教室は、「ネイティブな発音」を売りにしています。「外国人の先生と遊びながら楽しく英語を学びましょう!」というアプローチです。
外国人と遊んでいるだけで、本当に英語力が身につくのでしょうか?
個人的には疑問を感じます。
これからの英語学習:学習コストは「使える英語」へ
ネイティブのような発音習得に時間や労力を費やすよりも、これからの時代に必要な「実践的なスキル」に学習コストを振り向けるべきです。
- 海外のウェブサイトに英語でアクセスし、必要な情報を検索する力
- 英語で生成AIへ適切に指示し、精度の高い回答を得る技術
これらは今後ますます重要になります。特に、検索エンジンや生成AIの学習データは、英語のものが圧倒的に多く、英語での検索やプロンプト指示の方が、より正確で深い情報を得られる傾向にあります。日本語で質問するよりも、英語で質問することで、AIはより洗練された、文脈に沿った回答を生成することが期待できます。
また、テクノロジーの発展によって言葉の壁は徐々に低くなっていますが、ハイテク産業の中心がアメリカである限り、英語が技術の中心言語であり続ける可能性は高いです。そのため、発音よりも、英単語のスペルや基本的な文法構造を正確に身につけるほうが実用的です。
これからの学習コストは、下記のようなスキル習得に集中するのが最適だと考えます。
- 英単語のスペルの正確な習得
- 基本的な英語文法の理解
- AIへの英語プロンプト作成力の向上
- 英語での情報収集能力の向上(検索スキル、情報リテラシー)
- 英語のニュース記事や論文を読み解く読解力
こうした英語力を身につけることが、テクノロジーの恩恵を最大限に活かし、グローバル社会で活躍するための鍵となります。
英語は「ツール」:伝わる英語が最強
結局のところ、英語は意思疎通のためのツールです。完璧な発音よりも、相手に伝わる英語を話すこと、そして相手の言っていることを理解することの方が遥かに重要です。 ただし、私は母語が英語圏の人のネイティブ(流暢な英語)を聞きとるリスニング能力は必要だと思います。なぜなら、グローバルなビジネスや学術の場では、様々なアクセントの英語が飛び交うからです。それぞれの発音の特徴を理解し、正確に聞き取ることは、円滑なコミュニケーションに繋がります。
世界には非ネイティブスピーカーが圧倒的に多く存在しています。彼らの多くは「ネイティブのような発音」ではなくても、ビジネスや学術の場で英語を効果的に使いこなしています。
まとめ:英語学習の本質を見失わないために
英語教室を選ぶ際には、「ネイティブ」という言葉に惑わされず、本当に自分のレベルや目的に合った教室を選ぶことが大切です。
私たちアクティメソッドでは、タイピングを通して実践的な英語力を身につけることを重視しています。発音ももちろん大切ですが、それ以上に「使える英語」、特に正確なスペルで書ける能力を習得することを目標にしています。
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土曜、日曜
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学習習慣と継続力はそれなりに大変なことで、それなりに真剣身がないと続かないと思います。
真剣身のある方に私も真剣身を持って対応致します。