学年別の英語力の目安|うちの子は遅れている?
「周りの子はもう英語を話せるのに、うちの子は大丈夫かしら」「学校の英語の授業についていけているのか心配」このような不安を抱えている保護者の方は少なくありません。小学校で英語が教科化されたことで、子どもの英語力への関心が高まる一方、何を目指せばよいのか分からず戸惑うケースも増えています。
この記事では、学年別の英語力の目安を具体的にご紹介します。文部科学省や英検協会の公式データをもとに、お子さんの現在地を確認し、適切な学習計画を立てるためのヒントをお伝えします。大切なのは、個人差があることを理解し、焦らず段階的に英語力を伸ばしていくことです。
【学年別】小学生の英語力目安一覧
文部科学省の学習指導要領では、小学校卒業までに600-700語程度の英単語に触れることを目標としています。ただし、これはあくまで「触れる」レベルであり、すべてを完璧に覚える必要はありません。学年ごとの目安を見ていきましょう。
小学1-2年生の目安
小学校低学年では、まだ英語の授業が本格的に始まっていない時期です。この時期の目安は以下のとおりです。
- 英単語数:50-100語程度(数字、色、身近な動物や食べ物など)
- できること:簡単な挨拶(Hello, Good morning)、自分の名前を言える、アルファベットの歌が歌える
- 英検目安:英検Jr.ブロンズレベル(聞く力の基礎)
この年齢では、英語に対する楽しいイメージを持つことが最優先です。歌やゲームを通じて英語の音に慣れ親しむことが、後の学習の土台となります。「英語=楽しい」という感覚を育てることが重要な時期と言えるでしょう。
小学3-4年生の目安
小学3年生から外国語活動が始まり、英語に触れる機会が増えます。この時期の目安は次のとおりです。
- 英単語数:200-300語程度(学校生活、家族、趣味に関する語彙)
- できること:簡単な自己紹介、好きなものを伝える、簡単な質問に答える
- 英検目安:英検Jr.シルバー~ゴールドレベル、または英検5級の学習開始
文部科学省のデータによると、小学3-4年生では年間35時間程度の外国語活動が行われます。この時期から「聞く・話す」を中心に、実際のコミュニケーションを意識した学習が始まります。家庭では、英語のアニメや絵本を通じて語彙を増やすサポートが効果的です。
小学5-6年生の目安
小学5年生からは英語が正式な教科となり、評価の対象になります。この時期の目安は以下のとおりです。
- 英単語数:600-700語程度(学習指導要領の目標値)
- できること:簡単な文章で自分の考えを伝える、短い英文を読んで理解する、基本的な文法(be動詞、一般動詞)の理解
- 英検目安:英検5級~4級レベル
英検協会の調査では、小学6年生で英検5級を取得している児童は約15-20%程度とされています。つまり、5人に1人程度が英検5級レベルに達している計算です。ただし、英検を受けていない児童も多いため、実際にはもう少し多くの子どもが同等の力を持っていると考えられます。
この時期は「読む・書く」の学習も本格化し、中学英語への橋渡しとなる重要な時期です。簡単な英文日記をつけるなど、アウトプットの機会を増やすことが効果的です。
中学入学までに目指したいレベル
中学英語にスムーズに移行するためには、以下のレベルを目指すことが推奨されます。
- 英検4級レベル:中学1-2年生程度の基礎的な文法と語彙(約600-800語)
- 基本的な文の読み書き:I like ~. I can ~. などの基本文型を使える
- 簡単な会話:日常的な質問に英語で答えられる
英検4級レベルに達していると、中学1年生の英語に余裕を持って取り組むことができます。ただし、これは必須条件ではありません。英語に対する前向きな姿勢と基礎的な音への慣れがあれば、中学からでも十分に追いつくことが可能です。
「遅れている」と感じる3つのパターン
保護者の方が「うちの子は遅れているかも」と感じるパターンには、いくつかの共通点があります。それぞれの原因と対策を見ていきましょう。
英会話に通っているのに話せない
「週1回英会話教室に通わせているのに、全然話せるようにならない」という悩みは非常に多く聞かれます。この場合、以下の原因が考えられます。
- インプット不足:週1回40-60分では、英語に触れる時間が圧倒的に足りない
- アウトプットの機会が少ない:グループレッスンで一人ひとりが話す時間が限られている
- 学習内容と目標のミスマッチ:「話せるようになる」ためには会話練習が必要だが、単語の暗記中心になっている
対策として、家庭で英語に触れる時間を増やすことが重要です。1日10-15分でも、英語の動画を見る、英語の絵本を読む、簡単なフレーズで親子の会話をするなどの積み重ねが効果を発揮します。また、オンライン英会話を追加して、マンツーマンで話す機会を増やすのも有効な方法です。
英単語が覚えられない
「何度教えても英単語を覚えられない」という悩みも多く見られます。この場合、以下の原因が考えられます。
- 暗記中心の学習法:単語カードで機械的に覚えようとしても、子どもには退屈で定着しない
- 使う場面がない:覚えた単語を実際に使う機会がないため、すぐに忘れてしまう
- 発達段階に合っていない:小学校低学年では、まだ抽象的な概念の理解が難しい
学年相応の習得法としては、以下のアプローチが効果的です。
- 低学年:絵カードやゲーム、歌を使って、楽しみながら覚える
- 中学年:イラスト付きの単語帳や、ストーリー仕立ての教材で文脈の中で覚える
- 高学年:英検などの目標を設定し、達成感を味わいながら計画的に覚える
重要なのは、一度に多くを求めすぎないことです。1日5-10個の新しい単語を、繰り返し使いながら定着させる方が、50個を一気に詰め込むよりも効果的です。
授業についていけない
「学校の英語の授業でついていけていない様子」という場合、以下のチェックポイントを確認してみましょう。
- 英語の音に慣れていない:教師の英語が聞き取れず、指示が理解できない
- 恥ずかしさ・不安:間違えることを恐れて発言できず、参加できていない
- 基礎語彙の不足:授業で使われる基本的な単語(色、数、動作など)が分からない
対策としては、まず家庭で英語の音に慣れる環境を作ることが重要です。英語の歌やアニメを日常的に流し、耳を慣らすことから始めましょう。また、間違いを恐れない雰囲気を家庭で作ることも大切です。「正しく言えた」ことよりも「英語で伝えようとした」ことを褒めることで、子どもの自信につながります。
必要に応じて、学校の先生に相談し、個別のサポートをお願いすることも検討しましょう。多くの学校では、英語に不安のある児童への配慮が行われています。
英語力を学年相応まで引き上げる3ステップ
「遅れているかも」と感じたとき、焦って詰め込むのではなく、計画的に段階を踏むことが重要です。ここでは、お子さんの英語力を学年相応のレベルまで引き上げるための具体的なステップをご紹介します。
現在地の確認方法
まず、お子さんの現在の英語力を客観的に把握することから始めましょう。以下の方法が効果的です。
- 英検Jr.:リスニング中心のテストで、小学校低学年~中学年に最適。ブロンズ・シルバー・ゴールドの3レベルがあり、楽しみながら実力を測れる
- 英検5級・4級:小学校高学年以上におすすめ。読み書きも含めた総合的な力を測定できる
- 学校の通知表・テスト:日常的な学習の到達度を確認する基本的な指標
英検Jr.は合否ではなく正答率で結果が出るため、子どもへのプレッシャーが少なく、定期的に受けることでモチベーション維持にもつながります。また、英検5級は中学1年生の中間レベル、4級は中学2年生の中間レベルに相当するため、小学生のうちにこれらに挑戦することで、中学英語への準備状況が分かります。
無理のない目標設定
現在地が分かったら、3-6ヶ月単位で無理のない目標を設定しましょう。以下のような段階的なアプローチが効果的です。
| 現在のレベル | 3ヶ月後の目標 | 6ヶ月後の目標 |
|---|---|---|
| 英語にほとんど触れていない | 基本単語50語習得 英検Jr.ブロンズ |
基本単語100語習得 簡単な挨拶ができる |
| 英検Jr.合格済み | 英単語200語習得 英検5級の基礎学習 |
英検5級合格 簡単な文が読める |
| 英検5級合格済み | 英単語500語習得 英検4級の基礎学習 |
英検4級合格 基本文法の理解 |
重要なのは、達成可能な小さな目標を積み重ねることです。「半年で英検3級合格」のような大きすぎる目標は、子どもにプレッシャーを与え、かえって英語嫌いを招く可能性があります。「今週は新しい単語を10個覚えよう」「今月は英語の絵本を5冊読もう」といった具体的で測定可能な目標が効果的です。
家庭でできる具体的サポート
英語力を伸ばすためには、学校や教室だけでなく、家庭での日常的なサポートが不可欠です。学年別に効果的な実践法をご紹介します。
【小学1-2年生】
- 英語の歌やダンス動画を一緒に楽しむ(1日10分程度)
- お風呂に英語のポスターを貼る(アルファベット、数字、色など)
- おやつの時間に「What’s this?」「It’s a cookie!」など簡単な英語で会話
【小学3-4年生】
- 英語の絵本の読み聞かせ(週に2-3冊、音声付きならさらに効果的)
- 好きなアニメやゲームの英語版に挑戦(日本語字幕ありでOK)
- 英単語カードゲームで楽しく語彙力アップ
【小学5-6年生】
- 1日1文の英語日記(I enjoyed ~. I want to ~. など簡単な文で)
- 英検の過去問を親子で一緒に解く(週に1-2回、15分程度)
- オンライン英会話で実践的な会話練習(週1-2回、25分程度)
家庭学習のポイントは、「勉強」ではなく「遊び」や「習慣」として英語を取り入れることです。保護者の方が完璧な英語を話せる必要はありません。一緒に楽しみ、一緒に学ぶ姿勢が、子どもの英語学習への意欲を高めます。
逆瀬川校の受講生実績【学年別上達事例】
実際に逆瀬川校で学んでいる生徒さんたちの成長事例をご紹介します。「遅れている」と感じていたお子さんが、適切なサポートでどのように変化したのか、具体的な期間と取り組み内容をお伝えします。
小学2年生の成長例
Aさん(小学2年生・女の子)の事例です。
- 入会時:英語にほとんど触れたことがなく、アルファベットも不確か。「英語は難しそう」という先入観があった
- 取り組み内容:週2回のレッスン(各30分)+家庭で毎日10分の英語動画視聴
- 半年後:基本単語100語以上を習得し、簡単な自己紹介ができるように。英検Jr.ブロンズで85%の正答率を達成
Aさんのお母様からは「最初は『英語やりたくない』と言っていたのに、今では自分から英語の歌を口ずさむようになりました。ゲーム感覚で学べる環境が合っていたようです」とのお声をいただいています。
この事例のポイントは、楽しさを最優先したことです。難しい文法や単語の暗記ではなく、歌やゲームを通じて自然に英語に触れる環境を作ることで、「英語=楽しい」というイメージを定着させました。
小学4年生の英検合格例
Bくん(小学4年生・男の子)の事例です。
- 入会時:英会話教室に2年通っていたが、単語がなかなか覚えられず、学校の授業でも自信が持てない状態
- 取り組み内容:週2回のレッスン(各40分)+毎日10分の単語学習+月1回の模擬テスト
- 6ヶ月後:英検5級に合格。英単語は約400語まで増え、簡単な英文の読み書きができるように
Bくんのお父様からは「『自分はできない』と思い込んでいた息子が、少しずつ自信を持てるようになりました。英検合格という目に見える成果が、大きな励みになったようです」とのコメントをいただきました。
この事例では、明確な目標設定と定期的な確認が効果を発揮しました。3ヶ月ごとに学習計画を見直し、無理のないペースで進めることで、着実に力をつけることができました。
保護者の声|「遅れ」の不安が解消された理由
逆瀬川校に通う生徒さんの保護者の方々から、以下のようなお声をいただいています。
Cさん(小学3年生の保護者)
「周りの子が英検を受けていると聞いて、焦っていました。でも先生から『今のお子さんに必要なのは、まず英語を好きになることです』と言われ、気持ちが楽になりました。半年たった今、娘は自分から英語の絵本を読むようになり、学ぶことが楽しいと感じているようです。」
Dさん(小学5年生の保護者)
「中学入学まで残り1年というタイミングで『遅れている』と感じていました。しかし、個別の学習計画を立てていただき、3ヶ月ごとに目標を設定することで、着実に力がついてきました。英検4級も無事合格し、中学英語への不安がなくなりました。」
これらの声から分かるのは、「遅れ」の不安が解消される理由は適切な現状把握と個別最適化された学習計画にあるということです。画一的なカリキュラムではなく、一人ひとりのペースや興味に合わせた指導が、確実な成長につながります。
まとめ
この記事では、学年別の英語力の目安と、「遅れている」と感じたときの対策についてご紹介しました。重要なポイントは以下の3つです。
- 学年別の目安はあくまで参考:個人差があることを前提に、お子さんのペースを大切にすることが重要です。文部科学省の目標である小学校卒業時600-700語は「触れる」レベルであり、完璧に覚える必要はありません。
- 「遅れ」の原因は様々:英会話に通っているのに話せない、単語が覚えられない、授業についていけないといったパターンには、それぞれ異なる原因があります。お子さんの状況を正確に把握し、適切な対策を取ることで改善できます。
- 段階的なサポートが効果的:英検Jr.や英検で現在地を確認し、3-6ヶ月単位で無理のない目標を設定することが大切です。家庭での日常的なサポートも、学年に応じた方法で取り入れましょう。
「うちの子は遅れているかも」という不安は、多くの保護者の方が抱えるものです。しかし、大切なのは他の子と比較することではなく、お子さん自身の成長を見守ることです。適切なサポートと励ましがあれば、どの段階からでも英語力は必ず伸びていきます。
逆瀬川校では、一人ひとりのレベルや目標に合わせた個別指導を行っています。「今の英語力を確認したい」「どんな学習計画が合っているか知りたい」という方は、ぜひ無料体験レッスンにお越しください。お子さんの可能性を一緒に広げていきましょう。